それは他の人間関係にも大きな影響を及ぼします。
その一つとして考えられるのが、人間関係リセット癖です。
人間関係を定期的にリセットしたくなる
自己肯定感が低い人は、「自分は条件付きでしか人に受け入れてもらえない」という感覚を持っています。そのため、自分が犯したミスにとても敏感です。
例えば小さな失言、言い間違い、そういったことで自分の価値が下がったと思ってしまうのです。
そして「完璧ではない自分」を相手と共有していることに居心地の悪さを感じています。
そして、一人の人と深い関係になることが難しくなっていきます。
「3年が限界」Kさんの場合
人間関係をリセットする癖があるKさんの例を挙げます。Kさんは人と仲良くなり始めると段々心の中に澱(おり)のようなものが溜まっていき、3年周期で友人関係を一掃したくなるのだそうです。
kさんはこう言っていました。
「私は相手から見たときの自分を減点方式で判定してしまいます。少しのミスでも「相手からの信頼が減った」と感じてしまうんです。そして、それが一定のラインを下回ると、『相手にとって自分は一緒にいる価値がない人間だ』と思い、羞恥心に苛まれて苦しくなってしまいます。それに耐えられなくなっていつも自分から連絡を断ってしまうんです。」
自己肯定感の深刻な影響
自己肯定感を持っている人からすると、「考え過ぎだ」と思うでしょう。自己肯定感が低い人自身も、多くの場合そう自覚しています。
しかし、感覚的に染み付いたものは意識ですぐに治せるものではありません。
だからこそ、深刻なのです。
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