毒親の後遺症 支配は幻として継続する 

毒親は子供の選択権を奪います。
しかし、直接命令するとは限りません。
巧妙に子供をコントロールするのです。


毒親は罪悪感をコントロールする

例えば、AとBという選択肢があったとします。
親はAを選んでほしい
子供はBを選びたい
そんな時、毒親はどうするでしょうか。

Bを選んだ子供を遠回しに非難します。
「Bを選ぶなんて、お母さんは悲しい」
「そんなに自分を甘やかす子だなんて思わなかった」

そんなふうに、子供に罪悪感を植え付けるのです。

そして誘導したにもかかわらず、失敗しようものなら、
「自分で選んだんでしょ」
と突き放します。

子供をコントロールしつつ、責任は子供に押し付ける

無自覚に、そして無責任に子供の人生を私物化します。
子供の側も、「最終的に選んだのは自分だし」と怒りの矛先を見失ってしまうのです。

しかし、自分で納得して選んだわけではないので、気持ちを整理することができません。

「あの時ああしなければ」
「でもどうすれば」
そんな気持ちで心がすさんでいきます。

もし人生の重要な岐路でこのようなことがあったらどうでしょうか。
自分の人生に自信が持てなくなってしまいます。

親の存在が怖い…その影響力は続く

毒親の幻影は自分の内側に住み着いて、人生の至る場所に現れます。
知らず知らずのうちに、「親の望むような選択肢」を自分で選んでしまうのです。

それは、物理的に離れていても、そして何も言われていなくても、親からの管理が継続してしまうことを意味しています。
毒親から本当の意味で逃れることはとても難しいのです。

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